これで飯野、どうでも飯野。

毒親・女子校育ちの24歳。もうすぐ無職。麦酒を片手に好き勝手書きます。

ボンベイ・サファイア

3年程前(?)からのフォロワーさんである豆腐兄さんとサシ飲みをする。クラフト麦酒→日本酒→ウヰスキーと、がっつり3軒梯子。界隈の人とはこの数ヶ月距離をおいているし、誰かとがっつりお酒を飲むのは久し振りのこと、とても楽しかった。
プラトンとカントの話をし、わたしは仕事の愚痴を言い、なんとなく大学時代の話になって、ああ、ゼミでお世話になった教授に年賀状を出そうと思った。人は自分で意図せざるところで、誰かの恨みを買っているところは大いにあるが、逆に救いにもなり得るのだ。これまであまりよく関わったことがなく、更に二人で会うことのなかった豆腐兄さんをお誘いしたのも、彼がわたしのなかの救いになっていた人物だったからで、しかしそれには理由というものがあるわけではない。なんとなく、なんとなくで進んでいく心情はあるのだ。
現代文の試験では、登場人物の言動がさも、すべて理論付けられたものであるかのように、こじつけた解答をつくるが、作者はそこまで意図していない。尤も、こじつけた解答と言ったって、それは問題文として引っ張ってきた一部の文章だけで読み取れる、というか文章内に表れている部分を文字数通りに抜き出すだけの形式美であって、本当の解答にはなり得ない。現代文ができない人っていうのは、ある意味で真面目なのだと思う。

最後に連れて行ってもらったのは倫敦塔というバーで、階段を降りて行く時に、(あゝ、漱石……)と思った。わたしがウヰスキーで一等好きなボウモアを舐めながら、机の上で揺らめくキャンドルの灯を見ているうちに眠くなってきて、豆腐兄さんが「あ、0時過ぎてる」と仰有ってハッとし、慌ててタクシーに乗って帰った。タクシーに乗り込んだ後になって、今日のお会計を全てお任せしてしまったことに気がついて頭を抱えた。運転手に「この道を真っ直ぐお願いします」と言ったままうとうとし、気がついたら家を過ぎていてまた戻ってもらったりした。久々にだいぶ飲んだようであった。
豆腐兄さんは、多少酔って道が判らなくなることがあれど(笑)、傍目から見たら全く酔っているように見えないので素晴らしい。わたしもこんなふうにスマートに酔えるようにしたい。おそらく、日頃からの精神の鍛え方というか、自分の肉体と精神に気を配ることが大切なのだ。わたしは放っておくとどこまでもだらだらとした人間なので、酔うと声は大きくなるし、いつまでも笑ってしまう。何がそんなにおかしいのか、自分でもわからぬ。

ちゃんぽんをした&日本酒を飲んだ(わたしは日本酒は弱い)にも関わらず、普段通りに二日酔いはなく(今まで、典型的な二日酔いになったことはない)寧ろ、普段よりすっきりとした気持ちで出勤できたので、アルコールの力はすごい。いや、久々に楽しい気分で酔えたから良かったのだ。ひとりで飲んでいると、ついつい気が滅入ってどんどんマイナス思考に沈んでいくことが多々ある。そういうお酒はあんまり良くないし、そういうときに誰かに声をかけられるとふらふら~って、昔はよく、そうやって失敗をしたものだ。とにかく自暴自棄になっていて、どうにでもなーれ、と思って危ないところにも首を突っ込んだ。
しかしひとつだけ自分を讃えるとすれば、「酔った勢いで」性交渉に持ち「こまれた」ことはない。気になる人をほんのり酔わせて連絡先を訊いたことはあるけど(笑)そもそも、泥酔した状態でセックスして何が楽しいんだか。ベッドがあるのなら寝たいよ、普通に。