これで飯野、どうでも飯野。

毒親・女子校育ちの24歳。もうすぐ無職。麦酒を片手に好き勝手書きます。

山崎18年

今日はバー出勤日。
毎週火・金曜日の19時から22時(偶に23時迄います)の勤務に決まりました。良かったらいらしてね(笑)

そんな今日は、わたくし目当てのお客さまが初めていらっしゃいました。うれしいことです。
その方は嘗て学校の先生をされていた方で、昔の教え子である女性を連れて来てくださいましたの。卒業してから20年近く、一緒に飲みに行くだけの関係が続いているというお二人のお話を伺っていて、とても羨ましかった。先生の方はもう結構なお歳ですが、遊び慣れている方なので、すぐ女性を口説きはるし、わたしも冗談半分に口説かれましたし、その女性に対しても下心が全然なかった訳ではないようなのですが(笑)、それでも一線を超えなかったから良い(酔い?)関係が続いているんでしょうねえ。

実はわたしにも、こうやって一緒にしっとりお酒を呑めたらなあ、という恩師がいるのです。高校時代の部活の顧問の先生で、既に定年退職されている男性ですが、高校時代にとっても好きで好きで。卒業して暫くは、OG会で何度か先生を交えて飲みに行ったこともあったのですが、ここ数年は全くお会いしておりません。年賀状の遣り取りだけになってしまったなあ。
その先生は部員以外の生徒からもかなり人気があって、女子校のなかでの萌えキャラ的な、枯れ専マスコット的な扱いを受けていた可愛らしいおじいちゃんのような先生です。白衣とクラシックギターがようお似合いで、いつも煙草と加齢臭のようなにおいを漂わせていて、でもそれが不思議と臭くないっていう。(いつも後ろから抱きついてくんくんかいでいました。)何度か先生の白衣を着たことがあります(笑) 先生の湯のみで梅昆布茶を飲んだこともあるし、OG会では彼が吸った煙草の吸いさしを咥えてみたことも。あ、こっそりではなく、本人の目の前でです(だからいいってもんじゃない)。
現役時代の合宿では、1年の頃から、先生のお茶碗にご飯をつけるのはわたしの役割だったし、おかわりの時も「おーい、飯野」とわたしを呼び寄せるので、「はいはい、どのくらいになさいますか、大盛? 小盛? 普通?」なーんて訊いたものです。
部活ではいつもおちゃらけたキャラクターで宴会部長(かつ相談受付係)を名乗っていたわたしですが、部員同士の軋轢について一人で悩んでいたとき、「飯野は不真面目な振りをして、皆の調整役を買って出ているのは判っている。ただ、一人で抱え込むのは良くない」と先生が仰有って、じーんと来たり。先生こそ、いつもは部活に出ないでお金だけ払ってくれて、たまにひょっこり顔を出しては部員にいじられてるだけなのに、ちゃんと見てくれているんじゃないの……って思ったんですよね。

目の前のお客さまお二人の関係を見ていて、先生のことを思い出してね。
先生に好きです好きですと言っていた高校時代のわたしに、下心が全くなかった訳ではないけど(寧ろ、「初めて」は先生がいいって本気で思っていたけど)、今ならそういうことを抜きにして先生と飲めるかなあ、って思います。
うああ、でもね、お誘いする勇気が出ないのです、ってお客さまにお話ししたら、「いいじゃない、きっと先生も喜ばれるよ」って言って頂けたので、そのうちに一度お誘いしてみようかしら。

センセイの鞄 (文春文庫)

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 これを読むとき、センセイについ重ねあわせてしまうのが、その先生なのです。