これで飯野、どうでも飯野。

毒親・女子校育ちの24歳。もうすぐ無職。麦酒を片手に好き勝手書きます。

贅沢筆記具

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そうそう、新しい萬年筆が届いたのです。取り寄せてからひと月かかった……

プラチナ#3776センチュリー。3776シリーズの3776とは、日本最高峰の品質を、という意味で富士山の標高からとられたのだとか。
更に今までのシリーズからボディ等を一新、スリップシール機構が採用されていて、完全気密によってインクが乾かないようになっているの。萬年筆は、暫く使われていないとインクがどんどん減ってしまいますものね。

そして、今回わたしが選んだのはミュージック・ニブ。もともとは楽譜を書くためにつくられたペン先です。画像を見ればわかるかな、縦の線が太く、横の線が細く書けるようなカタチになっています。
普通の萬年筆は、ペン先のスリットが1本ですが、このミュージックはスリットが2本。インクがかすれることなく、寧ろ出過ぎなんじゃない、と思ってしまうくらいするするっと書けます。適度に弾力もあって、萬年筆としてのあのカリカリと紙に引っかかる感じがあまり感じられないので(ペン先が平べったい為に、紙に接する面積が大きいのが原因かな?)、書きやすい反面、物足りないひともいるかもしれません。
あと、結構太字なので、普段書類を書くにはあまり適さないかも……でも、御手紙や、年賀状の宛名書きなんかにはとっても良さそうです。

そう、年賀状。もうすぐとりかからなければならないシーズンですね。殆どの同級生に対してはもう、敢えて葉書を出さずにメールやネットで済ませてしまいますが、恩師や遠方の方、また連絡先が住所しかわからない旧友に対してはまだまだ年賀状を書いています。あとは、ネットで知り合ったひとに敢えてアナログの体で出すことも。
今年は折角なので、この新しい萬年筆で書こうと思いまして、インクも新しく買いました。セーラーの極黒と青墨

インクには水性と油性がありますが、萬年筆のインクは全て水性です。水性の中でも、染料系と顔料系があります。(染料系の中に没食子インクというのもありますが今回は飛ばします。)種類が多いのは染料系。綺麗な色がたくさんあります。が、水に流れやすく、光による退色もあります。その欠点を補うのが顔料系。カーボンインクとも呼ばれます。これは日本だとプラチナからしか出てないのかな……長期保管には適していますが、乾くと目詰りが起こりやすく、最悪ペン先がダメになるので、メンテナンスに気を遣わなければなりません。考えながら手紙を書いていると、そのうちにペン先が乾いてインクフローが悪くなる、なんてことも。
セーラーから出ている「極黒」(ブラック)「青墨」(ブルーブラック)は、顔料系インクではありますが、非常に小さな粒子が使われており、目詰りの危険を少なくしているのね。カーボンよりソフトな分、水に多少流れますが、こすっても文字が判別できなくなることはありません。でも、ペン先を乾燥させると洗浄が大変になるのは変わらないので、スリップシール機構がついているこの萬年筆との相性は悪くないはず。まあ言うまでもなく、普段からよく使うこと、使わない時はインクを抜いておくことは大切ですね。

というわけで、長々と語ってしまいましたが、本当に良い買い物をした……実はこれは自分への誕生日プレゼントでした(笑) 亡くなった祖父はモンブラン派でしたので、わたしがパーカーとプラチナ持ってるなんて言ったらブツブツ文句言われるかなあ、ははは。でもいつかデュオフォールドが欲しいです。