これで飯野、どうでも飯野。

毒親・女子校育ちの24歳。もうすぐ無職。麦酒を片手に好き勝手書きます。

怪談賃貸契約

こんばんは、杏子ちゃんだよ!
お友達と結婚の話をしていると必ず、「でもさー、婚活婚活って言うほど結婚ってしなきゃいけないもんなのかねー」「子どもとか別にどっちでもいいしねー」「でも、周りがどんどんしていくよね、焦るー」「でもさー(最初に戻る)」って感じにループするんですけど、子どもいらないーって言った後に、別の知り合いのお子様動画を見ると、(あー、やっぱり子どもって可愛いわねえ)って思ったりする。でも、婚活でむりむり結婚した相手との子どもであっても可愛がれるんじゃろか。わからん。
わたしは、可愛い妹様が産み落とした可愛いお子に年に数回会ってお小遣いあげるだけの、都合の良い伯母様になりたいです。妹は、自分に子どもができたらスポーツ少年少女に育てたいと言っているけれど、映画や芝居や絵画や音楽に興味がある子に育ったら、この伯母が連れて行ってあげますゆえ(笑)

今日は親と一緒に、知人に録画して頂いた、歌舞伎『怪談乳房榎(かいだんちぶさえのき)』の、2014/07 NY公演版(WOWOW放映)を観ていました。内容を一言で言えば、亡霊絵師によるNTR復讐劇です。(※NTR=寝取られ、の意)
中村勘九郎中村七之助が夫婦を演じているのを見ると、ああ、世代が変わっても歌舞伎はまだまだ大丈夫だなあという感じが致しますね。やっぱり、亡き勘三郎さんに似ていらっしゃる。勘九郎さんは三役早変わりですが、瞬間的に衣装だけでなく表情も声音も仕草も全て切り替えるのは本当にイリュージョンです。しっかし、どの役でも可愛い、可愛い可愛い。それに較べて中村獅童はまじで悪役が似合う顔で……(笑)
歌舞伎といえば、あとひと月でわたしの誕生日なので、親に頼んで、名古屋での顔見世に連れて行ってもらうことになっています。親(の知り合い)に頼むと、いい席を用意してもらえるので……『伊勢音頭恋寝刃』が見たくて、夜の部! たのしみ。

そうそう、誕生日。
わたしって、誕生日前に恋人と疎遠状態になることが多いんですよね……いや、自分からそうしているんです。なんだか、誕生日って、賃貸契約や自動車保険の更新みたいな感じありません? この契約でもう1年更新してよろしいですか、的な葉書が、ひと月半ぐらい前に来て、そうだなうーん、と見なおして、これはやめておこうかな、と思うもの外して……そんな感じで、チェックリストから恋人を外している気がします。なので、高校生の頃から、毎年恋人はそれぞれいるはずなのに、誕生日はひとりのときが多い。誕生日プレゼントも、相手にはあげるのに貰えないこと多いし(笑)
今年もそんな気がします。
まあ、実際、わたしの精神がこの肉体を借りている感覚として、賃貸契約ってのはあながち間違っていないのかもしれません。わたしの精神がいっぱいいっぱいになると肉体も壊れるので、借り物を壊さないように、オプションを減らすというのはありじゃない?

……と、ここまで考えて、自分の肉体を自分が借りていると考えられている今の自分はしあわせなのだな、と思いました。
昔の自分だったら、自分の精神も肉体も、親が契約者だと思っていたから。親が、「更新しません」と判子を捺したら、自分の存在は消えてしまうものだと思っていたから。少しぞっとします。

怪談牡丹灯篭 怪談乳房榎 (ちくま文庫)

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